およそ500万年前に最初の人類であるアウストラロピテクスが登場してから人類史上最も革命的な史実といえば、米国ジョン・F・ケネディ大統領が提唱し1961年～1972年に実施されたNASAのアポロ計画 (Moonshot Project) であろう。当初誰もがその実現可能性を否定したが、1969年7月20日、人類は夢を語り集い創造することで僅か10年足らずで月面着陸という絶対的不可能を現実のものとした。それから半世紀、先週アメリカの火星探査機 "Perseverance" が無事火星に着陸し、私たちに鮮やかな映像を送信している。現在、NASAに引き続きUAEそして中国でも火星探査計画が進行中である。

　ある目標に際して、予算や時間や地理的条件をもとに計画を練ることは、自らの可能性を狭める態度に他ならない。

　夢や希望を語り討論することは、予算が掛からず、時間も自由で、地理的条件は関係ない。

　添付はPerseveranceから送信された画像から合成した、火星に降り立つ私の写真である。https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/photo-booth/

　人類が火星に降り立つ日はそう遠くはない。