一年後の2022年4月から男女の婚姻開始年齢が18歳に統一される。成年年齢が20歳と定められたのは1876年の太政官布告によるが、来年4月1日に施行される「民法の一部を改正する法律」により、実に146年ぶりに成年年齢が18歳に引き下げられることになった。そしてこの法改正に関連して男女の法的婚姻関係も18歳へと等しく変更された。

　そもそも法的婚姻年齢を男18歳、女16歳とする明確な医学的な根拠は無い。国際的にも141の国や地域で成年年齢は18歳以下とされている。この度の歴史的な民法改改正に伴い、日本社会におけるGender equality の議論がより成熟することを期待したい。