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ブログ (学術課題)2025.01.05

生きづらさと向き合うポストコロナの日本の若者たち

 ポストコロナを迎えて社会的には通常の学校生活が戻りました。しかし、2023-2024年の不登校児童数は30万人を超え、小中高校生における自殺企図もデータ収集が始まった1980年代以降で最多に至りました。この根深い問題の根底には、日本独自のサブカルチャー、インターネット依存、そして日本社会特有の同調圧力の影響があると分析しています。年の瀬に掲載されたDiseasesの論文では、死を美化する太宰治、Z世代の無常をテーマにした『エバンゲリオン』、若者の虚無感を綴った村上春樹『IQ84』と村田紗耶香の『コンビニ人間』、少年ジャンプから大場つぐみの『デスノート』、歌舞伎町の東横キッズとオーバードーズ問題、自殺幇助を仄めかした座間事件、法規制が届かないネットいじめサイト、SNSの同担拒否や承認欲求、ゲーテのウェルテル効果、ボカロP・ピノキオピーの『ノブレスオブリージュ』など、社会現象とサブカルチャーを俯瞰的に考察しながら解決策を模索しました。絶対に目を背けてはならない社会課題です。


 Website: https://www.mdpi.com/2079-9721/13/1/2

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