Web of Scienceは、世界で最も信頼される学術データベースの一つで、世界中の学術情報を網羅している。このプラットフォームから引用情報を活用することで、自分の研究がどれだけ影響を与えているのか評価できます。中でも、学術論文引用数が1,000回を超える研究者向けに提供さるCitation Map機能は「世界中のどの地域の研究者が論文をダウンロードし引用したのか」を視覚的に示してくれます。自分たちの研究が世界中のどこで、どのように活用されているのかを知ることは、研究者として重要な意味を持ちます。

　自身も自分の研究のトレンドをフォローしていますが、直近5年間に発表した臨床研究論文は、主にイタリア、フランス、アメリカ東海岸、イギリスの研究者らが引用していることが分かりました。多くの資金を費やした論文でも、広く世界に引用されなければ社会的に必要な研究領域とは言えません。どこかで知らない誰かの治療と健康に貢献してると思うと、冥利に尽きます。